介護施設・高齢者住宅に関するコンサルティングならシスケアに

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レポート

水島稔之 シニアコンサルタント
水島 稔之
社会福祉主事
福祉住環境コーディネーター
横浜市介護認定審査会委員

大正大学 文学部国文学科卒業
幼児教育の研究及び実践を経て、聖ヶ丘教育福祉専門学校非常勤講師
高度人材養成講座(柏木学園)、新採用教諭研修(横浜市)

その後、社会福祉法人において保育施設、高齢者施設の運営に携わる。
有料老人ホーム、ショートステイの開設コンサルティングを経て、現職

著書:表現1・3(チャイルド本社)保育講座(がくぶん社)その他

関西初「和楽久 わそう」 オープン 見学ツアー開催 5/19

2012年4月18日 水曜日


関西初の「ご隠居長屋 和楽久 わそう」が、大阪府堺市において5月オープンの運びとなりました。
つきましては、下記のとおり見学ツアーを開催いたします。お申込が必要ですので、下記のボタンよりFAX申込用紙をダウンロードのうえFAXにてお申込ください。

        〈見学ツアー〉    5月19日(土)                          
                          11:00~  概要説明
                             12:00~   休  憩
                          13:00~   地主様向け説明会
                          15:00~  介護事業者様向け説明会
                                   (現地集合・現地解散)

      ●場 所 大阪府堺市八田北町419-1   泉北高速鉄道「深井」駅より車で5分

  

               

※見学のみ随時受付いたします。TEL072-252-1049までお問い合わせください。
  

ふじがおか和楽久[静岡] オープン内覧会4/26~4/30

2012年4月18日 水曜日


「ふじがおか和楽久 磐田合代島(いわたごうだいじま)」が
静岡県磐田市合代島において、5月オープンの運びとなりました。
東海エリア初、ご隠居長屋和楽久シリーズの16棟目となります。
富士ヶ丘内科グループの富士ヶ丘サービス株式会社の運営で
医療に強い和楽久という特徴もあります。
つきましては、下記のとおり内覧会・説明会を開催いたします。
説明会にはお申込が必要ですので、下記のボタンより
FAX申込用紙をダウンロードのうえFAXにてお申込ください。

〈内 覧 会〉    4月26日(木)~30日(月) 10:00~17:00   ※見学自由  

〈説 明 会〉    4月27日(金) 14:00~15:30                      
            4月28日(土) 10:00~11:30/14:00~15:30        
            ※3回とも同じ内容。地主様、建設、不動産事業者様向け
            ※説明会はお申し込みが必要です

                      
●会 場 静岡県磐田市合代島1098-1 

〈交通〉 掛川駅より天竜浜名湖鉄道にて豊岡駅下車、徒歩7分
      お車の場合、東名高速・磐田ICより県道にて約30分

「ご隠居長屋 和楽久」説明会 <建設・不動産事業者様向け>2012年2/29

2012年1月13日 金曜日

ご隠居長屋 和楽久は介護事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅のシステムです。利回り9~12%の安定収益を得られる土地有効活用のシステムになっており、コストバランスの良い優れたビジネスモデルとして国土交通省「平成21年度第1回高齢者居住安定化モデル事業」に選定されています。

関東で15棟が開設され、来年度は神奈川・埼玉・千葉をはじめ静岡などの東海エリアにて10棟以上の建設が予定されております。

和楽久事業は、事業者様とのパートナーシップ契約により進められております。ご興味のあるオーナー様、建設事業者様、不動産事業者様はぜひご参加ください。

【開催日時】 2012年 2月29日(水)

14:00~16:30(開場13:30)

【 会  場 】 BIZ新宿(新宿区立産業会館) 3F 研修室C

東京都新宿区西新宿6-8-2

【 内  容 】 第1部/サービス付き高齢者向け住宅「ご隠居長屋 和楽久」について

第2部/推進事業パートナー募集について
●参加費無料●

【お申込み】 下記のボタンをクリックし、申し込み用紙をダウンロード・印刷いただきご記入のうえFAXにてお申込みください。

第9回高齢者施設経営セミナー<施設マネージャー育成研修>2012年1/26 開催

2012年1月6日 金曜日

選ばれる介護施設のためのスタッフ教育~ホスピタリティ経営の基本と実践~

競争激化のなか、病院・介護施設・事業所においても現場まかせではなく主力スタッフやマネージャーがビジョンをもち、誰もが質の高いサービスを提供できることが必要になってきました。
なかでもホスピタリティ(思いやり、おもてなしの精神)は、選ばれる介護施設において利用者満足を生み出す重要な要素として注目されています。研修では、介護現場での経験もある講師が、ホスピタリティ経営を実現し収益力アップをはかるノウハウを講義・指導いたします。

【日 時】 2012年 1月26日(木) 14:00~16:30
【会 場】 BIZ新宿 研修室A 
【資料代】 2,000円 会場にてお支払ください
【定 員】 50名 先着順 
【お申込み】 下記のボタンをクリックし、申し込み用紙をダウンロード・印刷いただきご記入のうえFAXにてお申込みください。

【セミナー概要】
●後援者ご挨拶(14:00~14:10)
「2012年、高齢者住宅市場の動向」
2012年、震災後の日本における高齢者住宅市場はどのように動くのか。
セミナーを後援いただいている高齢者住宅新聞社の網谷敏数氏にご挨拶をいただきます。

網谷 敏数(あみや としかず)
株式会社高齢者住宅新聞社 代表取締役
㈱亀岡太郎グループ、㈱全国賃貸住宅新聞社において、不動産、金融、ハウスメーカーなどの取材に携わり現職に至る。
施設マネージャー育成研修(14:10~16:30)
~ホスピタリティ経営の基本と実践~ホスピタリティは「思いやり、おもてなしの精神」などと訳されます。単なるサービスとは違う、共に生きることを前提とした心によりそうケアで利用者様の満足度をアップ。現場のホスピタリティ・リーダーを育てることで、現場が変わり、経営が変わります。介護現場での経験もある熱意あふれる講師が、ホスピタリティの徹底による事業所の安定経営と発展をはかるマネージャーを育成・指導します。
●安定経営のための介護サービスとは 
●選ばれる施設はスタッフが違う 
●ホスピタリティの基本と実践   
●利用者の心によりそうホスピタリティ・サービス
【講 師】
萩原 久美子(はぎわら くみこ)
ハーティス・コンサルタンツ株式会社
介護施設・医療機関・保育施設・動物病院・外食・宿泊・レジャー・小売など幅広い業界において人材教育指導を行う。ホスピタリティ教育、CS(顧客満足)経営のための人材教育に定評がある。著書に「医療における接遇の基礎」(建ぱく社)、「実践ホスピタリティ・サービス」(日本コンサルタントグループ出版)

「ご隠居長屋 和楽久」説明会 <建設・不動産事業者様向け>2012年1/17

2011年11月17日 木曜日

ご隠居長屋 和楽久は介護事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅のシステムです。利回り9~12%の安定収益を得られる土地有効活用のシステムになっており、コストバランスの良い優れたビジネスモデルとして国土交通省「平成21年度第1回高齢者居住安定化モデル事業」に選定されています。

関東で15棟が開設され、来年度は神奈川・埼玉・千葉をはじめ静岡などの東海エリアにて建設が予定されております。

和楽久事業は、事業者様とのパートナーシップ契約により進められております。ご興味のあるオーナー様、建設事業者様、不動産事業者様はぜひご参加ください。

  

【開催日時】 2012年 1月17日(火) 

                 14:00~16:30(開場13:30)

【 会  場 】 BIZ新宿(新宿区立産業会館) 3F 研修室C

         東京都新宿区西新宿6-8-2

【 内  容 】 第1部/サービス付き高齢者向け住宅「ご隠居長屋 和楽久」について

        第2部/推進事業パートナー募集について
●参加費無料●

【お申込み】 下記のボタンをクリックし、申し込み用紙をダウンロード・印刷いただきご記入のうえFAXにてお申込みください。

         

賃貸住宅ミニフェア2011 in千葉 盛況

2011年11月17日 木曜日

11月16日、全国賃貸住宅新聞社主催による賃貸住宅住宅ミニフェアin千葉が幕張メッセにて開催され、シスケアも出展いたしました。フェア全体では577人の来場者(全国賃貸住宅新聞社速報より)があり、シスケアのブースにもオーナー様をはじめ建設・不動産業の方々など多くの方がおいでになりました。弊社代表によるセミナー「地域に密着した高齢者住宅の土地活用  ~ご隠居長屋 和楽久の展開~」には多くのお客様が来場し、賃貸住宅市場における高齢者住宅への関心の高まりを感じさせました。

「ご隠居長屋 和楽久」介護事業者様向け説明会 in 新潟 開催

2011年11月14日 月曜日

ご隠居長屋 和楽久は介護事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅のシステムです。コストバランスの良い優れたビジネスモデルとして国土交通省のモデル事業に選定され、関東で15棟が開設されました。うち6棟は新潟県内に開設されており、来年度も開設が予定されております。

つきましては、新潟県内の介護事業者様にサービス付き高齢者向け住宅での介護事業の良さをより広く知っていただきたく、本セミナーを開催いたします。県内の介護事業者様の事業拡張、新規開業にお役に立てればと存じます。ご興味のある介護事業者様はぜひご参加ください。  

【開催日時】 2011年12月6日(火)
            14:00~16:30(開場13:45)
【 会  場 】 駅南貸会議室KENTO  JR新潟駅南口すぐ

         新潟県新潟市中央区天神1-1 プラーカ3 地下1F  <会場地図>

     ●参加費無料●

【お申込み】 下記のボタンをクリックし、申し込み用紙をダウンロード・印刷いただきご記入のうえFAXにてお申込みください。

           

「ご隠居長屋 和楽久」説明会 <建設・不動産事業者様向け>11/22

2011年11月1日 火曜日

ご隠居長屋 和楽久は介護事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅のシステムです。利回り9~12%の安定収益を得られる土地有効活用のシステムになっており、コストバランスの良い優れたビジネスモデルとして国土交通省「平成21年度第1回高齢者居住安定化モデル事業」に選定されています。

関東で15棟が開設され、来年度は神奈川・埼玉・千葉をはじめ静岡などの東海エリアにて建設が予定されております。

和楽久事業は、事業者様とのパートナーシップ契約により進められております。ご興味のあるオーナー様、建設事業者様、不動産事業者様はぜひご参加ください。

  

【開催日時】 2011年  11月22日(火) 

                 14:00~16:30(開場13:30)

【 会  場 】 BIZ新宿(新宿区立産業会館) 3F 研修室C

         東京都新宿区西新宿6-8-2

【 内  容 】 第1部/サービス付き高齢者向け住宅「ご隠居長屋 和楽久」について

        第2部/推進事業パートナー募集について
●参加費無料●

【お申込み】 下記のボタンをクリックし、申し込み用紙をダウンロード・印刷いただきご記入のうえFAXにてお申込みください。

         

和楽久 日高ふるさと館 見学会 盛況!

2011年8月8日 月曜日

8月6日、埼玉県日高市にオープンした「ご隠居長屋 和楽久 日高ふるさと館」にて事業者向けの見学会が開催されました。主に建設・不動産事業に携わる約30人の方々が参加され、熱心に見学されていました。

これからの介護業界 ~風を読む~

2011年4月15日 金曜日

東日本大震災で被災された地域の皆様、心からお見舞い申し上げます。

 

2012年は、5年ごとに大きく見直すことになっている介護保険制度の第2回目の改正年となります。また、同時に医療保険の改正年と重なります。今年は、その前年ということで、2012年の改正に向けて介護・医療併せた形でどうやら様々な動きが見られそうです。

予想される改正の概要は、引き続き施設介護から在宅介護への更なるシフトのためのサービスの見直しとどうやら介護予防のいっそうの強化となりそうです。

在宅介護への更なるシフトのために考え出されたのが、24時間介護の充実と訪問介護と看護のドッキング、1人訪問看護ステーション構想など、在宅介護シフトの一語につきます。とは言っても、在宅で介護できる環境がどれほどあるかということを考えなくてはなりません。

【高齢者専用賃貸住宅】

 そこで、脚光を浴びることになったのが、高齢者専用賃貸住宅というわけです。介護専用型有料老人ホームは、既に介護保険事業計画に基づき総量規制がかかり、作りたくても勝手に作れません。介護3施設は、もともと行政計画に則って作られてきました。そうなれば、入居系の施設は、グループホームかケアハウスぐらいになります。ケアハウスも自由には作れません。これも行政計画に則っていなければなりません。残されたのは、住宅型の有料老人ホームと高齢者専用賃貸住宅です。そして、運営しやすいのが高齢者専用住宅となり、今、こぞって高齢者専用賃貸住宅に目が向いているわけです。

 2010年の「高齢者居住安定確保法」の一部法改正により、かなりハードルが高くはなったにせよ、総量規制がないことから建設はこれからが本番ということになりそうです。そうしますと、当然のごとく要求されるのが、求められるサービスの質と機能ということになります。

 そして、考え出されたのが制度としての「サービス付高齢者向け住宅」です。高齢者が安心して暮らし続けられる住まいとして何が必要かと考えれば、食事の提供であったり、生活支援サービスであったり、介護サービスであったりなどです。これらのサービスが充実していれば、何も介護3施設や介護専用型有料老人ホームがそれほどできなくても、「サービス付高齢者向け住宅」で対応可能ということです。今後の動向に注目です。

【他の介護サービスはどうなる】

 まず介護3施設ですが、まったく増やさないわけにはいきません。ニーズはかなりあります。ある県の知事はこの3施設を充実させることを公約にして当選いたしました。24時間の完全介護は究極の安心です。これからもニーズは高いといえます。ただし、数量は制限されますし、入居条件はかなり厳しいものとなっていく事が予想されます。そして全体的に、要介護度は上がっていく事が予想されます。それへの対策として、介護者が一部医療行為を行えるフィールドを整えようとしています。そして自己負担は当然あがっていきます。

 地域密着型サービスは、地域包括ケア構想のコアとなって行くことが予想されます。ただし、グループホーム以外はまだ単体での経営が厳しい状況にあり、行政の支援がないとなかなか成り立たないのではと考えています。

【総量規制はどうなる】

  平成18年より続いてきた国が定めた数値に基づく総量規制は、なくなる可能性が出て来ました。ただし、その代わり介護保険者毎の介護保険事業計画に基づく、違った意味での総量規制がかかるのではないかと考えています。財政的に豊かな行政とそうでない行政とでは今後介護サービス量にかなり開きが出てくるのではないでしょうか。保険者に問い合わせて見ますと、すでに、デイサービスなどの総量規制を実施しているとのことです。

2012年以降の行政計画を早めに掴んでおくことはかなり重要になります。

シスケアコンサルティングレポート VoL.11

2010年1月4日 月曜日

《日本の介護はどうなる》

介護保険制度大改革へ向けての序章

今年2010年という年は、2000年に介護保険制度が施行されてから調度10年目にあたる。10年一昔とは言うけれど、気が付けば10年である。 介護保険制度がスタートした2000年当時と今とでは、格段の差がある。差のひとつとして、まず挙げられるのが介護保険制度の認知度が上がったこと、それ からサービス供給量が増えたこと、当然のことながらサービス需要量がそれ以上増えたことは言うに及ばない。

介護保険制度導入での成果としては、介護の社会化実現が挙げられる。「介護を家庭から社会へ」は着実に進みつつある。今後もこの方向性は変わらない だろう。ただし、成果ばかりではない。負の面もあった。負の面としては、民間事業者が増えたことによる競争原理がマイナスに働いたこと、その最たることと して、記憶に新しいのは利益至上主義の悲劇とでもいうところのある大手介護事業者による介護報酬不正請求発覚であった。これについては、今後もまったくゼ ロになることは無いだろう。何故かと言えば、他の事業同様、経営者の利己主義的経営哲学からなるものであるからである。

介護業界に生活の基盤を置く人はこの10年で何倍にも膨れ上がり、介護業界は憧れの花形産業になるのではと予想された方も大勢いらっしゃったことと 思われる。私もその一人ではあった。ただし、当初から、その危うさに気付いていたのも事実である。危うさの最たるものは、介護は福祉であるから、給料は多 少安くても仕方がないという考え方である。一方で介護の社会化をうながし、一方では介護の社会化が阻止される、この矛盾としか思えない制度設計に早くメス を入れなければ介護保険制度は立ち行かなくなる。行政の責任は実に重たい。

介護にはそれ相応のお金がかかるし、またお金をかけなければならない。そうしなければ、本当の意味で介護業界は花形産業には到底なりえない。本当の 意味での花形産業に進化しなければいつまで経ってもいい人材は集まらない。いい人材が集まっている業界と肩を並べられるぐらいにならなければ日本を代表す る介護企業はいつまで経っても生まれてこない。介護という知的財産がこの日本に蓄積されなければ、日本の未来は無い。介護が日本の文化となりえるためには 一体どうすればよいのか、今まさしくこのことが問われているわけである。

介護保険制度はこの10年の間に何回か見直しが成されて来た。今までの見直しは、日本の介護企業を世界的グローバル企業へと発展させるための見直し では決してなかった。ありていに言えば、数字合わせ的思考からの脱却がまだ出来てはいないのである。だからこそやることは一杯あるのではないか。介護文化 を成長させるためには財源が必要になる。財源が確保できなければ絵に描いた餅で終わるのは世の必定である。財源確保のために、2012年が本当の意味で介 護元年となるよう、私は下記提案したい。

●消費税の一部を介護特定財源とする法律を制定する。
●介護企業の法人税率の低減化を図る。
●各個人の所得に応じた介護費用負担に変更する。

「竜馬殿、これで日本の介護未来が少しは明るくなるというもの」

2010.01.04

シスケアコンサルティングレポート VoL.10

2009年10月16日 金曜日

《外需か内需か》

2009年9月16日と言えば何の日かもうお分かりだろう。歴史的政権交代の日として、新たな政治の歴史を刻み始めた記念すべき年として、今後長く 後世に語り継がれることになろう。がしかし、これは現在においては希望的観測にかなり近くなりつつあるような気がするのは何故だろう。

あれから1ヶ月間様々な政策が打ち出され、実に目を見張るものがあったのは事実であり、今後も充分期待は持てるといえよう。ここで再認識させられた のは、やはり過去の物差しで物事を見てはいけないということである。今は、はっきり言って、過去は過去ときっぱり決別することがきちんと出来るかどうかに かかっている。未来のために痛みを享受する勇気こそが今一番大切なのである。

しかし、現実はそう甘くはない。既成の組織の考え方を変えるにはそれ相当の覚悟が要る。覚悟だけでは改革は一向に進まない。自分自身が傷つくことを避けて、他人ばかりに傷を負わせたのでは誰が納得するだろう。誰も納得しない。1ヶ月経ってみてさてどうだろう。

まだまだ1ヶ月という見方もある。今は一応それを受け止めることにしたとして、どうみたって今の政権党に自己犠牲という姿はまだ見えてこない。改革に向けての気迫が伝わってこないのは何故だろう。それは私だけの杞憂なのかどうか。

何かを行うにはやはりお金が必要になってくる。お金が無ければ何かをやりたくてもやれない現実がある。お金を生み出すためには、一生懸命仕事をして 稼がなくてはならない。一生懸命稼いで、稼いだお金が出来て何かをやれるのである。稼いだらきちんとお金を使う。これも大切である。お金を使ってまた稼 ぐ。稼ぐ場所は何処に見つけたらよいのか。稼ぐ場所は外にも内にもある。けっして、外だけでも内だけでもない。

いわゆる外需か内需かの二者択一では決してないはずである。

《見えるものと見えないもの》

久々に昔読んだフランスの思想家メルロ・ポンティの本をふと思い出した。確か表題には「見えるものと見えないもの」とあったと思うが、もし記憶違いであったとすればご容赦いただきたい。

最近年齢のせいか、視力が衰えてきた。いわゆる老眼という奴である。小さな文字が昔より距離を置かないとぼやけて見えにくいのである。やはり不便を 感じるときがあるのは事実。かといって、加齢に伴う自然の摂理と受け止めてしまえば何のことは無い。なんとなれば、視力を補う補助具は実に様々なものがあ るし、いざとなれば手術という道だってある。それよりもだ、見えていると思ったものが、実は見えていなかったということのほうが実に怖い。

昔学生に「見えるものと見えないもの」について話をしたことがある。その話はこうだ。「私たちは、視野に入って来るもの全てが見えているわけではな い、見えているのはそのほんの一部に過ぎない」と。「見えるためには、実は見ようとしないと見えないのだ」と。例として、通学路のバスの窓から目に入って くるものを幾つか挙げて、学生達に見たことがあるかどうか聞いたりして確かめてみたことがある。視覚的には見えているはずのものが、実は見えていなかった ことに気付かされたものである。何故見えていないのか。

答えは実に簡単なのである。見ようとして意識してみなければ見えないということ。人間は、五感を通して入ってくる多くの情報を意識というフィルター をとおして感じ取ったものについてだけ、知覚できるようになっているのである。今何故こういう話を持ち出したかというと、この意識というフィルターは、人 間の力によって鍛えられもするし、退化もさせられるのである。したがって、このフィルターをもっと鍛えていけば、いろいろなものが見えてくるはずである。 未来は実に明るい。しかし、意識を鍛え続けていくのはそうたやすくは無い。意識の意識が必要になる。意識を気付かせてくれる別の意識が。

ある人がこう言っていたのをふと思い出した。「見えるものは見えるし、見えないものは見えないのよ」。実に奥が深い。

2009.10.15

シスケアコンサルティングレポート VoL9

2009年9月15日 火曜日

《ピンチはチャンス》

昨年9月に起きたリーマンショックから早1年が経った。このリーマンショック、あっと言う間に世界中を駆け巡り、不況の嵐が吹き荒れ、その風はまだまだ止みそうにない。経済界は一気に冷え込み、各国政府は様々な経済対策を打ち出し何とか凌いでいるのが現状である。

しかしこの不況というピンチ、考えてみれば、過去に何度も繰り返し定期的に起こってきたことを今こそ冷静に受け止めるときなのではないか。その都 度、技術革新や新市場の開拓、社会・経済連携などなど、新しい発想でクリアーしてきたわけである。あの1973年のオイルショック後の経済状況を思い出し てみれば、今回の不況の嵐はきっと確実に乗り越えられるはずなのである。

今回の不況は起こるべくして起こったと言えまいか。調度時代の節目であったのである。このことについては、正式には何十年後かの歴史的判断に委ねなければならない。

今起きている事象は大量生産、大量消費の終焉、ひいては大量炭素消費終焉の入り口であったと、いずれ歴史が証明してくれるはずである。産業界は、今 こそ今まで培ってきた技術や未来思考をふるに発揮する時なのである。過去の技術をいくら磨いたところで、その技術を未来が必用としていない限り駄目なので ある。未来が何を求めているのかを今こそ見極めよう。未来に目を凝らし、未来に耳を傾けよう。そうすれば、おのずと選択しなければならない道が見えて来る し聞こえてくるはずだ。

ピンチはチャンス、大ピンチは大チャンスなのである。思い切って、2020年における二酸化炭素削減目標を、1990年対比40%減にすると未来に向けてコミットメントしてみてはいかがか。

《在宅施設ケアのすすめ》

すでに超高齢化社会に突入した日本国は、何等かの介護が必要になった場合の環境整備は最重要課題といえよう。しかし、今それがなかなか計画通りに進んでいない現状にある。

先ごろ新聞にもそれが数字として指摘されていた。介護系施設の絶対数が圧倒的に不足しているのである。介護系施設が不足しているのであれば、施設を 増やせばいいのではと誰もが素朴に思う。しかし、それがそう簡単ではないのは、皆様よくご存知だと思うが、ただで施設は出来ないということ。施設を作るに はそれなりのお金がかかるのだ。また、施設が出来たら出来たでその施設の経営が継続されていくためには、それなりのお金がかかる。人件費だけでは済まな い。いわゆる一般的に施設ケアは在宅ケアよりお金がかかるのである。したがって、その負担を誰が担うかを考えるととても怖くて施設を増やせとは正直声を大 にして言えないのが本音というところ。

今、介護環境の整備は限りなく在宅介護に向かっていると言っても過言ではないだろう。理由は、少ない資金で介護環境を整える必要があるからである。ゆえに、在宅介護の充実が叫ばれて久しいが、その充実には程遠い現状がある。

この現状を何とかしなければならないと、いろいろな方々が知恵を絞って、様々な試みを実践している。私共もその一翼を担うべく幾つか企画・提案をさ せていただいている。自宅で誰かの介護をしながら仕事を続けていくには本当に体力・気力が充実していなければならない。そこで、もし、自宅が何時間か介護 施設になって、専門の介護スタッフに見ていただけるような事ができたらと夢を見たくなるのは私だけであろうか。そうなれば、仕事をし、自宅に帰ってにっこ り笑顔で介護をし、お互い心身ともに健康でいられるのでは。

少し介護で、いつまでも愛しい介護で・・・。

2009.09.15

シスケアコンサルティングレポート VoL8

2009年8月14日 金曜日

《たかがマーケティング、されどマーケティング》

事業スタートの際、マーケティングが大切であるとよく言われることだが、マーケティングってそんなに大切なものなのかどうか、一度は疑ってかかるこ とも必要である。そこでマーケティングとは一体何なのか。マーケティング、マーケティングはマーケット、いわゆる市場のINGだからマーケットすること、 市場すること、これではなんだかよく分からない。待てよ市場の読み取り、市場調査のことか。そりゃあ市場調査は必要でしょう。お客が何処にいるのか、どう したら購入してくれるのか、それより市場性があるのか無いのか・・・。

失敗しようと思って事業をスタートする人はいないので、皆様こぞってマーケット、マーケットと唱える。会議の席上では「ところでマーケットはどうな の」と必ずといっていいほど議論される。「マーケットはあります」と言えば、必ず「君マーケティングした、きちんと調査した」という一言。そこでなにはと もあれ始めの一歩として、事業性の有無を診断するためにマーケティング実施ということになる。一つの通過儀礼になっているわけだ。

マーケティング実施と言ってもピンからキリまでいろいろある。変なマーケティングをすれば後で大変なことになる。しなければ良かったということはよ くある話し。何のためにマーケティングを実施するのか、そして、結果をどう評価するのか、結果次第では、事業実施に至らないこともあるわけで、そうなれば 何のためにお金をかけてマーケティングを行ったのかわからなくなることもある。じゃあこんな面倒なマーケティングなどというものはよしにして、何はともあ れ、事業をスタートさせて、根性で事業を進めていくことになる。これが一番危険。マーケティングは重要な必要経費。まずはこれを忘れてはいけない。その通 りということでマーケティングをしっかり実施し、事業をスタートする。すると事業がなかなか軌道に乗っていかない。マーケティングの結果は良かったはずな のに、何故と首をかしげる。マーケティング依存症だ、これも次に怖い。

たった一度きりのマーケティングですべてがわかるわけではないとうこと、市場は常に変化していくわけで、マーケティングもその都度実施する必要があ るということ、マーケティングはあくまでもある一つの指標であるということ、マーケティングは事業の成功を約束するものではないということ、マーケティン グに頼りきらないということ、マーケティングを疑って、そして信じていくこと。

《忍び寄るマンネリズム》

マンネリズムは知らないうちにやってくる。マンネリズムはとても心地よい。ルーティンワーク、いつもの習慣、ここの何処が悪いのか。いや誤解されては困るが、ルーティンワークやいつもの習慣が悪いとは一言も言ってはいない。悪いのはマンネリズム。

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マンネリズムといえば、げんをかつぐ行為はどうなのか、今流行の朝カレーを続けるのはどうなのかなどなど、いろいろと悩んでしまうわけだが、こんな ことを考えているうちはいいが、考えなくなったらおしまいのマンネリズム。マンネリズムの呪縛から逃れるすべは一体何処にあるのか、ないのか。不老長寿の 薬でもあるまいに、マンネリズム打破の薬など到底あるわけはないので、マンネリズムは確実に誰にでもやってくる。しかしだ、誰にでもやってくるにしても決 して平等にやってくるとは限らない。平等にやってこないとすれば、その原因を突き詰めればひょっとすると一生マンネリズムから逃れられる術も見つかるやも しれない。マンネリズム不平等バンザイ。

今、日本は確実にマンネリズムの中にある。マンネリズムの渦中にいる人にはどうやら見えないようである。したがって見えないので気付かない。しか し、周りの人はすでにその人のマンネリズムに気付いている。その人のマンネリズムの影響力がさほど無ければ問題は無いのだが、影響力があるとなるとこれは 見過ごすわけにはいかない。

私の中にもマンネリズムは、知らないうちに忍び込んでくる。それに気付けるように、何をなすべきか。仕事柄、マンネリ打破のための何等かの術を持ち 合わせていなければ勤まらないわけで、私は時々、幽体離脱をし、自分自身を観ることにしている。そのためのエネルギーとして、人の力が最も必要だ。

2009.08.15

シスケアコンサルティングレポート VoL7

2009年7月15日 水曜日

《収益性と必要性》

ある事業をプランニングするときに、必ず念頭において考えなければならない事としてこれがある。この収益性と必要性の両方を満足させるのが実になか なか至難の業なのである。多くの経営者が頭を悩ませる。頭を悩ませた挙句、結論を引き出すためにコンサルタントに依頼が来る場合がある。第3者に任せてし まえというわけである。第3者に任せたはいいけれど、今度は任せたは任せたで経営者に不満が残る。事業が成功すればまだ良いが、失敗などしたものなら、大 変なことになる。コンサルタントの責任にしておけということで、コンサルタントに任せれば、少しは気が楽ではあるが、今度は誰があんなコンサルタントを採 用したのかということになる。いづれにしても、失敗は許されない。失敗は成功の母とはいかない。しかし、失敗はつき物なのだが・・・。

いわゆる事業者側の視点とお客様側の視点のせめぎあいである。こっちを立てればあっちが立たず、あっちを立てれば、こっちが立たずといった具合で、 これがなかなかシャンシャンとは行かないものなのである。何故か愚痴に聞こえるかもしれないが、これは決して愚痴ではない。大いに悩む。悩んで悩んで悩ん で収益性と必要性の折り合いを付けるしかない。どちらに比重をおくかといえば、やはり必要性に軍配が上がる。必要性を無視した事業は成り立たない。しかし コストを割り込んでしまう事業は継続できない。必要性と収益性のマーケティングミックスが必要になる。少しコンサルティングっぽくはなってきた?しかし、 コストばっかりを重視しすぎると足元をすくわれてしまう。

コスト設定は大切だが、何かを忘れてしまっている。肝心要のサービス、いったいこのサービスどのくらいで買ってくれるのか、買ってくれるお客様はど れくらいいるのか、買ってくれるお客様は何処にいるのか、実際このサービスは売れるのか売れないのか、他社と競争力はあるのか無いのかなどなど、とにかく 悩みに悩む。しかし、悩んだらスパッと意思決定。後は迷わない。

それぞれの収益性と必要性のバランス感覚が大切というわけ。ドラッカー様、アンゾフ様、コトラー様これでいかがか。

《住み替える、住み替えない、さて・・・》

住み替えるべきか、住み替えざるべきかそれが問題だ。たまにハムレットの心境になるときがあるが、皆様はいかがでしょうか。

一生の中で、生まれて死ぬまで同じ住まいというのはそれほど多くは無いと思う。大抵の人は、一生のうちに何度か住み替えを行う。目的はいろいろであ るが、住み替える必要性があってのことは確かといえよう。成長して、一人になって住み替える。使い勝手のいい家に住み替える。二人になって住み替える。子 どもが出来て住み替える。子どもが家を出て住み替える。そして、一人になったらどうしようかと途端に迷うのである。

人は年を重ねるほどに、思い出と共に生きる時間が多くなってくるのは事実のようである。私自身も気が付けば随分年を重ねてきたものだとふと思うとき がある。やはり平成よりも昭和に愛着があるのも事実。たまにはノスタルジーにひたるのも悪くは無いのだが、そんな悠長なことを言っていたのでは幸せは掴め ない。幸せを掴むためには、それ相応のアクションが必用になる。

本当に心底不幸になりたい人はいないと思う。皆、昨日よりは今日、今日より明日に希望を持って生きている。生きている限り実はズット未来形なのであ る。誰かが言っていたと思うが、過去は変えられないが未来は変えられる。これは確実な現実である。故に、私は現実に生きる。現実は未来に繋がっていく。だ から、未来は現実の中にある。現実の積み重ねこそ未来作りに通ずるというわけである。

年を重ねて、自分ひとりになったら相応しい家に思い切って住み替える勇気を持つこと。その時背中を押してくれる誰かがいれば何も言うことは無い。未来は明るい。デカルトよりベルグソン的心境で行こう。

2009.07.15

シスケアコンサルティングレポート VoL6

2009年6月15日 月曜日

《高齢者住宅フェア2009in東京に見る》

2009年6月3日(水)から6月4日(木)にかけて、東京流通センターにおいて高齢者住宅フェアが催された。来場者は、2日間で約7,600人あ まりとのことで盛況のうちに終えた。今回のフェアの傾向としては、出展社が様々なジャンルに及んでいたのがひとつの特徴と言えよう。

「快適」「安心」「安全」な住まいの提供がひとつのキーセンテンスであった。このキーセンテンスの元に80社が集ったわけだが、果たして成果はいか に・・・。出展社の顔ぶれとしては、「医療・介護関連企業」「設備・資材関連企業」「システム関連企業」「食事サービス関連企業」「高齢者施設建築・コン サルティング関連企業」「運営サポート関連企業」などが中心であった。特に目立ったのが設計会社と食事会社の出展が多かったことではなかろうか。これから は高齢者住宅の建築需要が高まっていくという読みから当然のことといえば当然のことではあった。

思うに、今回の高齢者住宅フェアは、これからの高齢者住宅に求められているのは何かではなく、これからの高齢者住宅生活に求められているのは何か、 という問いかけへの第一歩の高齢者住宅フェアであったような気がする。それを象徴したのが、2日間にわたって開催された49講座のセミナーの豊富さと言え る。今回はこのセミナーが大盛況であった。様々な生活提案がなされたわけであるが、これらの提案から今後どのような高齢者住宅生活が生み出されていくの か、次回は、可能であるならば、高齢者住宅生活の主役であるところの高齢者からの出展やセミナーが登場することを期待したい。加えて、衣・食・住の衣の部 分にもう少しスポットが当たることも期待したい。

高齢者住宅フェアを終えて期待は高まるばかりであるが、もちろん弊社が真っ先にその期待に応えてゆく最前線にいなくてはならないわけである。

《個別介護から個別ケアへ、そして個別生活へ》

最近ふと思うことだが、もし自分が一人で生活出来なくなった時どのような生活が待っているのだろうかと・・・。介護の仕事に携わって、介護について 考え、時に介護を実践し、介護の相談を受けるなどしてきたわけだが、そんな時、自分が介護を受ける側になった時のことをイメージしては来なかったような気 がする。あくまでも介護する側であって、介護を受ける側ではなかった。こうしてみると、介護を受けたことのない私が、介護を語っていいものなのかどうか素 朴に思うのである。一人一人の介護は十人十色で全て違うということの真実がある。しかし、一方介護の標準化という考えが頭の中にある。そこにいるのは決し て私ではなく、あくまでも他人なのである。他人は介護の標準化、私は当然のことながら個別介護、それでは駄目なのである。介護の限界である。

介護の限界を超えるためには、原点に戻らなければならない。それでは原点とは何か、介護の原点はやはりケアにたどり着く、介護とケアは同じではない かとおっしゃられる方もいらっしゃるかもしれないが、ここは私の独断と偏見に少しお付き合い願いたい。私は、ケアと介護は違うと考えている。これは決して 言葉遊びではない。介護はケアの一部であって、介護=ケアではない。ベクトル的にケアは両方向であり、介護は一方向だからである。極言すれば、ケアは両思 い、介護は片思いとでも言えようか。ケアは惜しみなく与え合う、したがって個別ケアの誕生となるわけである。

ところで、ケアばかり考えていると、普通の生活が見えなくなってしまう。大切なのは普通の生活である。自立と自律の生活こそ、自分自身への最大のケ アではないか、まずは自分自身をしっかりケアしていくことが大切である。したがって、まずは自立と自律の個別生活が原点なになる。原点である個別生活の充 実、そしてその後の個別ケアへと、ケアはあくまでも個別生活の一部であり、介護はそのまた一部なのである。

2009.06.15

シスケアコンサルティングレポート VoL.5

2009年5月15日 金曜日

《アラ・テンは近い》

皆様、2015年は何の年かご存知でしょうか。6年後なのですが・・・。テレビのアナログ放送からデジタル放送への変更の年ではないかって、違いま す。じゃあ東京オリンピック開催の年、近いですがその年でもありません。東京オリンピックは2016年です、それにまだ決まってもいません。うーんなんだ この年は・・・。

とてもマニアックな数字ですので特に分からなくても生活に支障をきたす事はありませんので皆様どうぞご安心ください。私事としては、1999年はド キドキしましたが・・・。一応高齢者業界の方はピンとくる年と聞いています。とは言っても何かの記念日ではありません。厚生労働省の方はよくご存知ですの で、知り合いに厚生労働省の方がいらしたら聞いてみてください。分からないということはないと思います。65歳以上人口の上昇率が一気に上がる年だと聞い ています。

4人に1人が65歳以上です。右を見れば65歳、左を見ても65歳、振り返れば65歳、65歳、65歳・・・。間違えてはいけません、全てが65歳 ではありません。65歳以上の方がです。これは迫力があります。6年後は、確実に65歳以上の方たちが日本国の主役になっていくわけです。日本国の経済活 動の中心になっていくわけです。この世代がこれからの時代を担っていくわけです。ですから、アラ・フォーなんてもう言ってられません。アラ・ファイブ、ア ラ・シックス、セブン、エイト、ナイン、そして、テンと時代のトレンドは確実にアラ・テンへと進んでいくのです。

2015年、イマワノキヨシロウさんが、65歳を迎える年「楽久家」は何処に・・・。こころよりご冥福をお祈りいたします。

《日本は変わる、変わらない》

昨年のアメリカ発、金融バブル崩壊による構造転換は、日本だけに限らず世界各国に波及し、いまや世界各国、同時に迫られている今世紀における最も重要な構造転換と言える。

持続可能な経済活動と言われ続けてて久しいが、このままでは持続不可能と気が付いた末のようやくの本格的な構造転換というわけである。ここまで来る のに30年もかかった。よく誰かが死ななければ、何等かの犠牲が出なければ変わらないと言われるが、本当にその通りで、人間は自分の身にしみなければ分か らない、自分に不幸が訪れない限り他人の不幸は理解できないし、それどころか「隣の不幸は蜜の味」と考える。実に嘆かわしいが、これが本音である。人間に は未来の不幸が想像できない。

日本の自殺者が3万人を超えて何年になるのだろう。一体原因は何なのか。自殺者は何故減らないのか。減るとすれば、いつになるのか。神のみぞ知る、 これでは人間として無責任というもの。しまいには神様が怒る。神様がお怒りになる前に何とかしなければならない。これは人間が引き起こしている確かな人 災。人災であるならば、それを防ぐ手立てもかならず見つかるはずと考える。よしいいぞ、この調子だ、いや待てよ誰かが考えてくれるだろう、きっと考えてく れるに違いない、これがまたいけない。誰も考えてはくれないし考えてはいない現実があるから、3万人なのである。3万人の中にいつ加わるか分からないので ある。

「愛は地球を救う」、この言葉どこかで聞き覚えのある方は多いと思う。私も信じている一人である。とてもシンプルだから、信じられる。しかし、反対 に「愛は地球を救えない」と思うときもある。シンプルでなくなる時、何故なのか。日本は変わるのか変わらないのか、いや違う。日本は変えられるのか変えら れないのか、変えようという気があるのか、ないのかなのではないか。「愛は政治を変えられるかもしれない」さてどうだろう・・・。

2009.05.15

シスケアコンサルティングレポート VoL.4

2009年4月14日 火曜日

《医療保険制度改革と介護保険制度改革》

医療費や介護費が社会保障費中に占める割合が、年々増加傾向にあることは誰もが周知のことである。医療費、介護費の増大は基本的には、高齢化率の上 昇と比例関係にあることから当然の結果であり、ある意味必然的であるともいえよう。しかし、何の対策も考えず、このまま放置したのでは単純な結果論を追随 することだけで終わってしまう。これでは、費用負担が増すばかりでそれをまかなうための財源、いわゆる税負担を考えた場合、この先の日本の未来は真っ暗と いえよう。こういった現実を踏まえ、いかに医療費や介護費の伸び率を少なくさせることが出来るのかが有識者を交え議論され、制度改革の必要性が叫ばれ今日 に至っているわけである。

制度改革を考える上で、まず第一に考えなければならないのは、医療や介護が必要になった時に、必要なサービスを誰でもが受けられるということが最も 大切である。これは基本的な権利といえる。基本的な権利としての医療と介護が受けられるということが保証されていなければ、誰が一生懸命働き、税金を納 め、この国の未来を担っていくのか。もしそうでなくなればその意志は途端に希薄化し、この国は衰退の一途をたどっていく。この事を基本に据えた制度改革で なければならない。とかく財政面だけがクローズアップされ、本質的な部分が陰に隠れてなかなか見えてこないのは残念な気がする。

それでも改革は必要である。適正な医療費なのかどうか、適正な介護費なのかどうかの検証は必要であり、適正化のための改革は常に必要である。また、 この制度を支えるための財源の継続的・持続的な確保も必要である。それにも増して、何よりも大切なのは国民一人一人の意識改革ではないか。健康で居続けよ うとする意識、そこにかかっているのである。それでもいざという時には頼れる制度であってほしい、最も人間的な制度であってほしい。私はそう願ってやまな い。

《国土交通省と厚生労働省の一体化に期待する》

最近嬉しいことがある。それは、今までにない行政の行動が実に顕著になってきたからに他ならない。桜の花が日本の春を北上するのと同じく、日本国の 行政組織が日本の明るい未来、春をこのまま北上して行ってくれれば、日本国の未来はやがて春を越えて5月のバラ色を迎えるのである。

さて、このことに関しては少し説明が必要である。何のことかと言えば「高齢者の豊かな生活がこの国を豊かにする」という考え方に、国土交通省と厚生 労働省がついに一致を見たからではないか。これは実に力強い行動である。縦割り行政といわれ続けて苦節何年になろうか。行政が主役になるときは、限って不 名誉なことばかり、その中において、今回のこの行動には拍手を送りたい。この行動を期に他の省庁の先鞭をきっていただき、邁進していただきたい。そのため には共同事業、共同予算化という大胆な発想も必要になろう。

縦割り行政から横割り行政への転換が日本の未来を明るくするに違いない。私は確信している。そこで私は、今後必ず起こりうるであろう事を期待を込めて列挙してみたい。

●電信柱が地中に埋め込まれ、一部歩道と車道の段差が解消され、自走の車椅子でも安全 に自由に街中に出掛けられるようになる。
●全ての駅にエレベーターが完備し、自由に遠くまで出掛けることが出来るようになる。
●何処へ行っても車椅子トイレがすぐ見つかるようになる。

これぐらいはきっとすぐ実現するに違いない。そうなれば自分自身の生活に自信が持てる。自分の時間と空間を楽しむことが出来る。そして自分だけの居場所がほしくなる。私は本当に期待している。

2009.04.15

シスケアコンサルティングレポート  VoL 3

2009年3月13日 金曜日

《介護は生活の必需品》

介護保険制度が施行されて、今年の4月になればいよいよ10年目を迎えることになります。この間に65歳以上の高齢者は予想通り、いや予想以上に増 え、高齢化率はあっという間に全国平均22%を超え、このままで行けばやはり後10年も待たずして25%以上、おそらくこのスピードが落ちることはないで しょう。介護が必要な人口が確実に増えていくことは誰も疑わないのです。

などと介護を受けることになったことを想像すると、何故か明るい気持ちはどこかに行ってしまいます。しかしです、待ってください、実はこれが大きな 間違いなのです。そもそも、介護は何処にでも、誰にでもあります。考えてみれば、生まれたときから皆何らかの介護を受け、現在も受け続けている事実を忘れ てはなりません。お互いに介護したり、されたりしながら生きている、生きてきたわけです。いわゆるお互いにケア(介護)しあって生きている、生きてきたの です。ということは、この介護保険制度が誰のためにあるのかということを今こそ真剣に考えなくてはなりません。

この介護保険制度は、決して高齢者のためのものだけでは在りません。子どもから高齢者まで全ての年齢層に必要な装置、いわゆる思想として大切な装置なのです。ですから介護保険はとても身近な存在になって行かなくてはなりません。皆で大切に育てていかなくてはなりません。

これからは、喜んで介護したり、介護していただいたりという人生を謳歌していくことがとても大切になります。介護は生活そのものです。介護は人生。ですから私は喜んで皆様にお世話になります。そして今日もありがとうと・・・・・。

《介護報酬改正で何が変わる、変わらない》

いよいよ、今年平成21年4月1日より、待ちに待った新介護報酬体系が実施される。そうなれば、全体で3%の初めてのアップということになるわけである。各介護事業者は今まさに準備真っ只中というところである。

今回の改正の主眼は、皆様よくご存知の通り介護従事者への評価という形になっている。しかし、あまねく誰でも評価しますよというわけではない。中味 をよく見てみると、事業種類によっても、地域によっても、介護体制によっても、介護従事者の資格やキャリアなどなど実にきめ細やかに、複雑に評価しますよ ということである。また、裏返せばこんな事業や介護体制や介護従事者は評価しませんよということなのである。この点に関しては、私自身介護保険制度発足当 時からの持論であったので、ある程度は賛成できるし、質向上へのインセンティブはある程度働くであろう。がしかしである。これで介護の質が確実に上がると いい切るには早計といえよう。今回の介護の質担保のためのコストと3%の介護報酬アップとの比較検討がなされればおのずと答えは出てくるに違いない。

結論としては、各事業者ごとの経営戦略、考え方に委ねるところが多いというのが本当のところなのである。このことに関しては、今も昔も変わらない。 ではどうすれば質の高い介護従事者が増えるのか、またどうすれば介護という仕事に就きたい若者が増えるのかを真剣に考える必要が今こそあるのである。

この日本という国に生まれ育ち、この日本という国に住み続けたいと思うのは何故なのか、またそう思わないとすれば何が原因なのか。一生懸命仕事をす るのは何なのか、また一生懸命仕事をしたくないと思うのは何なのか。何のために税金を納めているのか、また納めなければならないのかを考えている人がどれ だけいるのか、いないのか。日本は本当の意味で介護大国になりえるのかなりえないのか、今まさに日本の介護福祉文化が問われている。

2009.03.15

シスケアコンサルティングレポート VoL2

2009年2月13日 金曜日

《本当のニーズに応える》

皆様日々ご活躍のことと思います。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いております。今年は例年になくインフルエンザが大流行のようで日本列 島を覆い尽くしているようです。日本列島のほとんどが警戒区域になってきております。私もつい身構えてしまいます。この警戒はいったいいつ解けるのかなど とそんな悠長なことは言っていられません。ヒト対ウィルスの戦いにシスケアも果敢に参戦しなくては。えっ、シスケアってそんなコンサルティングもやってい るのかって、そうですよ頼まれればなんでもやるのがシスケアです。ただし、当たり前のことですが頼まれなければやりませんしまま断ることもあります。

今回のクライアントは誰でしたっけ、今回につきましては、依頼主不明ということでやりたくてもやれません。とても残念ですがあしからず。勝算はもち ろんあります、簡単です。同じ生き物同士認め合い、愛し合えばすぐに解決がつきます。ご存知だとは思いますが、シスケアのコンサルティング魂は「ウイルス とヒトを融和する」です、簡単なことです。難しいのはやはり「人と人を融和する」でしょうか、これは本当に難しい。だからやりがいもあるわけですが。

人はとてもわがままな生き物です。寒いだの暑いだの、年は取りたくない、いつまでも若くありたいだの、他人を束縛していながら、自分は自由でいたい だの、美味しいものをたくさん食べたい、でもやせたいだの、あげればきりがありません。こんなわがままに付き合っていたら身が持たないことが分かっている くせに、何故かコンサルティングを引き受けて喜んでしまう、シスケアって本当にわがままなコンサルタント会社。

皆様、皆様のわがままをシスケアにください。お互いにお互いのわがままを思う存分出し合って、わがままの成果を共有しましょう。

《「楽久家」はエコロジカル》

つい先日、アメリカの新大統領にバラク・オバマ氏が就任されました。まさしく時代のニーズがバラク・オバマ氏の誕生を生んだと言ってよいでしょう。 今後アメリカの政策がコペルニクス的転回を見せるかも知れません。過剰消費から必要消費へ、無限から有限へ、絶対から相対へ、一方通行から循環へ、限りあ るガイア思想の浸透、必ずやアメリカはこの方向に向かっていくはずです。

1997年の京都議定書への批准を拒んだアメリカでしたが、今後アメリカは確実にイノベーション力を二酸化炭素削減に向けるでしょう。そこに最も果敢に取り組んでいく国となるでしょう、そういう期待を持てる私たち日本人は、まずは地球人でありたいものです。

今、経済が餓死しかけています。生産と消費のバランスが崩れてしまっているのです。経済は生き物です。食べてばかりいて排泄を忘れてしまうと腐って しまいます。腐ってしまう前に何とかしなければなりません。排泄物を溜め込むと熱が出ます。熱を下げるためには食べたら出す、出したものをまた再生して食 べる、そしてまた食べる。この連続をリズミカルに行うことが肝要です。食べたままにしているのが一番よくありません。今までの偏食の軌道修正が必要です。

地球人としての私たち日本人は何をなすべきか、今こそ、真剣に考えあらゆる問題解決に向け先頭を切って取り組まなければならない時期がやってきたの です。超高齢国日本がどの様な健全な経済活動を営む力を表現するか、全世界が注目しています。超高齢国日本は今こそ、今までためこんできたエネルギーを開 放しなくてはいけません。そのエネルギーを使ってこの地球を蘇らせなくてはなりません。福祉と言う幸せ創造にそのエネルギーを傾注しなくてはなりません。 そのためには、超高齢人として誇りをしっかり持ち、次代を担う全世界の若者にエールが送れるよう颯爽と輝いていなければなりません。超高齢人日本人が日本 を地球を救うのです。

シスケアは、そんな超高齢人が活き活きと生活できる時間と空間を皆で力をあわせて実現させたいと考えています。皆様、一緒に相利共生して「楽久家」を実現させませんか。

2009.02.15

シスケアコンサルティングレポート VoL1

2009年1月22日 木曜日

《介護報酬改正に思う》

今年は、介護保険制度が施行されて第4回目の介護報酬改正の年である。どうやら今回は、介護保険制度が施行されて初めてのアップになるそうだ。マスコミ等では約3%という数字が一人歩きしている。特に、介護従事者への給与アップのための介護報酬増額とのことだ。

背景にあるのは、現在の介護従事者給与水準が他の事業の給与水準と比較すると低く、このまま行くと介護従事者の成り手がいなくなるのではないかとい う危機感による。介護が必要な対象者はどんどん増えていく。しかし、介護の担い手はそれに比例して増えていかない。こうなれば大変なことになる。8年経っ てようやく気がついた結果である。特に介護の中心的な担い手にならなければならない若い年齢層が増えていかなければ介護の未来は暗い。

この3%分の介護報酬増額分が、どのような形で、どのくらい介護従事者の人件費に充てられるのか、今後はこの点に関心が寄せられることになる。果た して日本の介護の未来は明るくなるのか。介護の質は高まるのか高まらないのか。介護従事者は増えるのか増えないのか。この介護報酬増額という政策、今まで の介護報酬減額という政策、官制のアメとムチ。

この官制誘導がうまく市場原理とマッチし、介護事業者との相乗効果が発揮されることを祈るばかりである。

《皆様「楽久家」覚えていただけましたでしょうか》

皆様「楽久家」ご存知でしょうか。最近インターネットで検索すると出てくるようになりましたので、試しに検索してみてください。出てくると思いま す。見つかりましたでしょうか。ちなみに居酒屋ではございません。これはじつにまじめな高齢者のための賃貸住宅の提案なのだそうです。イメージはチョイ悪 仲間の住人。

調べてみますと、現在商標登録中とか。チョイ悪仲間の住人が増えてくると・・・・・・。これはうるさいですよ。行動力がありますからね、チョイ悪仲 間は。でも、読んでいくうちに何故か元気が出そうな気がしてくるんです、不思議な感じです。そして安心感もありますし、まんざらでもないかな。

大家さん、お隣さん、チョイ悪仲間の住人さん、この関係が互いにイーブンな関係に見えて好きなんです。それは手前味噌だろって、まあその通りなんで すけど。だから、実現したいじゃないですか。北海道から沖縄まで、様々な個性的な「楽久家」ができたらどんなに楽しいことか。しかし、大事業ですので一人 や二人では到底無理です。ですから、全国の皆様力を貸してあげてください。皆様の力が必要です。

《2009年を占う》

2008年は過ぎました。2008年良かった人も悪かった人も、ゼロからのスタートです。ですから新たな気持ちでスタートいたしましょう。厳しい話 が巷を駆け巡っているようですが、それは何も今に始まったわけではありません。波と循環と自力本願、この力学を見誤らなければ良いのです。そのためには自 分を信じきること。

今年は久しぶりに元旦の日に初詣に出掛けました。どこに出掛けたのかというと、弊社シスケアの聖地、新宿にある由緒ある(これはどうか分かりません が)成子神社に参拝したのです。何故か神様を独り占め、近年こんなことはめったにありません。今年はきっといいことがある、間違いありません。皆様はいか がですか。きっとそう思われたのではないですか。それでいいのです。そう思うことが大切なのです。そう思ったら行動あるのみ。行動が無いところには何も生 まれません。思って行動する、そして実現する。それだけです。ただし、思いを簡単に変えてはいけませんよ、ある方のように迷走の果てに後悔だけが残るだけ です。

2009年、皆様の事業はいかがですか。見ようとすれば見えます。見ようとしなければ見えません。株式会社シスケアは、皆様の事業成功を切に願い、実現するために強い意思をもって2009年果敢に挑んで参ります。

2009.01.15

年を重ねたらこんな生き方がいい

2008年10月31日 金曜日

高齢化率(65歳以上)もとうとう全国平均22%に達し、後何年かすれば25%となり、総人口の4人に一人が本当に65歳以上の現実が目の前まで 迫ってきている。そうなれば、もちろんこれからは高齢者が主役である。主役である高齢者が活き活きと経済活動をしていなければ、日本国は滅びてしまう。さ あ経済、経済。

「高齢者は仕事をし続ける」

「元気であれば、体力・気力・知力が充実していれば、可能な限り仕事はできる。」と考えていらっしゃる方は結構居るのではないかと思う。実は私もそ の一人である。仕事をするということは、その対価として報酬をいただき、その一部を税金として納める。納められた税金は無駄なく社会のインフラ整備に使わ れ、そこでしっかり経済活動が営まれることになる。いわゆる、仕事をするということは、経済活動の主役で居続けるということなのである。まだまだある。仕 事をしていると、頭も身体も否応無く使うことになる。消費カロリーは必然的に多くなる。消費したカロリーは食事による補給が必要で、仕事をしていない人よ りはおそらく多く摂ることになるだろう。また、身の回りのものもそこそこ必要で買い揃えることになる。いわゆる必然的にお金を使うことになるのである。勿 論、将来のために貯金もするであろう。それが1400兆円にも上る。 お金を使えば自ずと経済は活性化される。経済が活性化すれば、福祉が充実するというもの。福祉を担う主役は高齢者であるべき。そうなれば大威張りである。 杖をついてでも車椅子に乗ってでも仕事はできる。高齢者は偉いのである。

「高齢者よ外に出よう」

家の中でじっとしていたのでは、経済活動の主役にはなれない。外に出て、お腹をすかして、お腹がすいたらしっかり食べてお金を使う。バスや電車や飛 行機に乗ってどこかへ出掛けよう。そうすればまたまたお金を使う。スポーツをしてお金を使う。映画や芝居を観てお金を使う。ちょっと待てよ、元気な人ばか りではないじゃないですか。その通り。病や事故は突然やってくる。人間いつまでも元気で居続けるわけにはいかない。しかしである。よもや杖が必要になった としても、杖を突いて外へ出よう。よもや車椅子が必要になったとしても車椅子に乗って外へ出よう。よもや寝たきりになったとしても誰かの力を借りて外へ出 よう。そしてお金を使うのである。お金を使えば言いたい事がいえるというもの。やりたいことがやれるというもの。今すぐ街中の全てのバリアを取り除けと。 結論、家の中でテレビばかり見ていたのでは日本の福祉は充実しないということ。

「さあ自分の城に住み替えよう」

自分が主役であり続けるためには、それなりの地位が必要だ。自分が自分であり続けるための地位の確保である。好きなことをやりたいならば、お世話に なってばかりはいられない。よもやお世話になることになったとしても、お金をしっかり払う。家族にこそお金をしっかり払う。そうでなければ、気兼ねなく自 分のやりたいこともできないし文句も言えない。我慢は長続きしないもの。しまいに病気になってしまうのがオチというもの。たとえ気兼ねなく一人で家に居た としても社会の主役にはなれない。もし、今の暮らしの中に自分の城が見出せなければ自分の城を探しに外へ出なければならない。よし、今すぐ外に出よう。自 分の城を探しに外に出よう。とは言うものの、もし身体が思うように動かなくなったらどうする。頭が思うように働かなくなったらどうする。不安は増すばか り。こんな不安を解消してくれるような、高齢者に優しい「住まい」が見つかれば勇気がわくのだが。どこかにそんな城は無いものか・・・。

これでいいのか介護ビジネス

2008年3月24日 月曜日

〈適正介護報酬とは〉

介護保険制度がスタートしてから3回の介護報酬改訂がなされました。介護報酬改訂の中身は、概して介護報酬の減額につきます。特に、介護老人福祉施設をはじめとする施設型サービスの減額率は顕著なものでした。これでもかこれでもかというほどです。

逆に運営基準、特に人員配置基準は厳しくなるばかり。当初はかなりの利益率を誇っていた介護ビジネス業界でしたが、今となっては夢のまた夢となりつつあります。

利益率の高さのひとつに、人材への支出の絞り込みがあります。多くの事業者が人材への支出を絞り込み大幅な利益率を確保した結果、厚生労働省の調査 を通して、現在の介護報酬設定があるという事実。それでも、不景気な時代でしたので人材はまだ不足するようなことはありませんでした。しかし、その結果が 現在です。

もはや厚生労働省のまだ大丈夫、まだ大丈夫は無責任といえます。気がつけば、介護に従事したいという若者が減ってきているからです。介護の資格を 取って、介護の仕事に就いても一生の仕事としてなりえない現実に突き当たり、彼ら彼女らは大多数志半ばで方向転換を図らなくてはなりません。それでも厚生 労働省は、介護に就く人の質担保のために国家資格である介護福祉士必須の構えなのです。しかし現在において、無資格者であっても有資格者であっても介護報 酬に反映されているわけではありません。まずはこの矛盾を修正しなくては。

そこで私は提案したい。私のかねてからの持論ですが、介護福祉士が何人、介護業務に何年以上従事している人が何人以上いるなどそれぞれ資格毎に、 キャリア毎に介護報酬加算をつけるべきではないかと。厚生労働省のM様、7年前の私の提言ご記憶にございますでしょうか。未来を担う若者たちのために、記 憶を蘇らせていただいて次回の改訂是非実現させてください。

介護保険制度が施行されて6年経ちました

2007年5月10日 木曜日

介護保険を悔悟保険にしてはならない

介護保険制度が公布になってから、今年の12月で10年、施行してから今年の4月で6年になります。当初、見切り発車的にスタートしたこの制度、一 体どうなることやらと按じておりましたが、按ずるより産むが易しでした。課題はいろいろとありますが、今では立派に市民権を得られ、知らない人のほうが少 なくなりつつあります。当然のごとくこの制度、必然性から生まれたわけですから当然といえば当然のことでしょう。 この制度が出来るまでは、今思えば実に様々な抵抗がありました。この制度まだまだ完全とはいえませんが、この制度を否定できるだけの違った制度論を展開で きる人は少なくなりつつあります。抵抗勢力が少なくなりつつあるのです。本音を言うと本当はこれでは困るのです。なぜならば、介護保険制度をもっとよい形 にしていくためには、常に対抗軸が必要だからです。この制度以外にもっとよい制度は何かないのかと。

介護保険制度の最大の価値は、介護保険料を納める代わりに、その対価として、ある種の権利として、介護サービスが受けられるところにあります。ある 一定の範囲ではありますが、自分が欲しているサービスが受けられる、選択できるのです。それも、サービスにかかった全費用の1割負担で済むのです。欲を言 えば、全額無料ならば言うことはありませんが、これは素晴らしいことです。ただし、これも今のところですが。これは、私たち国民が勝ち取った大きな権利の 一つではないかと私は思っておりますし、そう思うことが大切なのではと思っております。 今こそ、この権利、与えられた権利ではなく勝ち取った権利なのだということに、私たちは拘らなければなりません。この制度が、決して一部の人々によって作 られたわけではないと拘らなければ、今後この制度は維持していかれませんし、進化もとげられません。私たち皆が係わっているということが実に大切なので す。何故ならば私たちの共有財産なのですから。

介護保険制度は共有財産だ

私たちのこの共有財産であるところのこの制度ですが、維持し進化させていくためには、維持するための財源を確実に確保していかなくてはなりません。 なぜならば、今後もっとサービスを必要とする人たちが増えていきますし、満足のいく介護サービスが受けられるよう介護サービスの種類を増やしていかなけれ ばなりませんし、また種類だけではなく量も増やしていかなくてはなりません。今のままではまだまだ足りない状況なのです。 財源が枯渇すれば、この制度はたちまち破綻してしまいます。破綻してしまうとどうなるのか、言うまでもありませんが、私たちが必要とする介護サービスは途 端に受けられなくなります。もうこれは私たちの責任です。財源をどうやって確保していくのか、私たちは今真剣に取り組まなければならない時期に来ていると いえます。行き当たりばったりでは私たちの未来はあり得ません。今こそ現在の主な財源であるところの介護保険料、国や都道府県、市区町村の負担割合などの 見直しが急務なのです。

必要なときに、必要なサービスを、必要な人に、そして安価にを実現するために、制度設計者、サービス事業者、サービス利用者が、それぞれ皆叡智を結 集しなければならない時期に来ているといえます。介護保険制度がよき福祉文化となりこの国に根付けるかどうか、今こそ真価が問われているといえます。後に 続く韓国や中国その他の国々のよき先達として、日本の文化力、経済力いわゆる社会力が今問われているのです。決して、悔悟保険にしてはなりません。

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